岩手県釜石市・大槌町の山林を所管する釜石地方森林組合の公式ブログです。間伐を中心に、東日本大震災からの復興関連工事のための伐採も行っています。現在、取り組んでいる林業の担い手育成事業「釜石大槌バークレイズ林業スクール」や被災者むけの住宅プラン「森の貯金箱」などについても発信しています。
昨年5月に発生した釜石市尾崎半島の林野火災後、釜石市内外の個人・団体の皆さんから復旧のための寄付金が寄せられています。
先日は、地元釜石を拠点に活動する一般社団法人United Green さんからご寄付をいただきました。
ユナイテッド・グリーンは、「食とエネルギーの自給」「地球とのつながりを感じて生きる」を掲げて、廃油(家庭から出る調理後の油)で走るバイオディーゼルカーを活用した活動や、釜石の耕作放棄地での菜の花を栽培しそこから採った菜種油の販売などを行っていて、たくさんの復興支援団体や企業のCSR活動の受入などを行っている団体です。油のボトルのラベル貼りなどは地元の方々の雇用にもつながっています。
代表の山田周生さんはバイオディーゼルカーで世界を走り抜けた著名なフォトジャーナリストで、講演会などにもひっぱりだこです。
そんな多忙な山田周生さんが、菜種油と寄付金を携えて当組合の事務所に来てくれました。
菜種油は「海と森のなたね油」というネーミング。釜石にぴったりですてきですね。
寄付金はこの菜種油の売上の一部ということで、山田さんは「三陸の海のすぐ近くでの火災ということで自然環境への影響も心配です。少しでも復旧の力になれれば」とお話されました。
「海と森のなたね油」は、市内の「どんぐり広場」や大槌町の「だあすこ」で購入可能とのこと。地元の方はぜひ手にとって見てくださいね。遠方の方は上記ユナイテッド・グリーンのサイトからお問合せください。
ユナイテッド・グリーンさん、ありがとうございました。
(広報担当:手塚)
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